海老名駅前内科クリニック 院長 丸岡隆二
専門は消化器内科(おなかの病気)です。これまでは総合病院で、胃カメラや大腸カメラを使い、胃がん・大腸がん・食道がんの切除を行う治療(ESD・EMR)や、胆管の造影検査(ERCP)胆管結石を取り除く治療など、比較的専門性の高い治療を行ってきました。
近年のカメラ(内視鏡)の技術や処置具の進歩はめざましく、早期のがんであれば、おなかを切ること(いわゆる外科手術)なく、口やお尻からのカメラで切除できるようになりました。これはとても素晴らしいことですが、あくまで早期で発見できた場合の話です。多くのがんでいえることですが、早期の段階ではほとんど症状はありません。つまり、症状がない状態で
定期的な検査を受けなくては早期の治療には結びつかないのです。
検査、治療を数多く行う中で、
「ピロリ菌を除菌できたけど1年に1回は検査を受けてくださいね」
「大腸ポリープを切除したから次は3年後に検査を受けてくださいね」
などとお話しすると、
「普段は別の先生にみてもらっている高血圧などの生活習慣病やほかの病気も定期的にみてほしい、そうすれば忘れずに検査を受けられるから」
とおっしゃる方が多くいらっしゃいました。実際、以前に勤めていた病院では、外来患者さまのほとんどが、消化器以外の病気をお持ちでした。
昨今、診療科が細分化され、血圧は循環器科、糖尿病は糖尿病科、といくつもの診療科を並行して受診しなければならないケースが多くあります。しかし、これでは定期的な検査が個人任せになり、ついつい忘れてしまいがちになります。
胃がん、大腸がんを早期発見、早期治療するためにどれくらいの間隔で検査を受ければいいのか、わからない方がほとんどかと思います。生活習慣病などの定期通院を行うなかで、適切な時期に適切な検査をおすすめし、総合的に一人の患者様を長く診ていくことの大切さを強く感じ、開院いたしました。
駅前の立地から、会社勤めのの患者様も多く、各分野の予備知識を持って、風邪などの一的な疾患から、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の診療の初期対応をおこない、総合的に一人の患者様を長く継続してみていければと思っております。もちろん、専門である胃カメラ、大腸カメラ検査では、ポリープ切除・がん検診等、専門の診療も引き続き、力を入れていきたいと思います。
<略歴>
兵庫県尼崎出身。
灘高校から東京大学医学部医学科へ進学。
東京大学医学部付属病院、
系列の国保旭中央病院にて
内視鏡を中心に3年間研修医として勤務。
東京大学大学院へ進学。
途中、検査の腕を磨きたく、医師不足の沖縄へ移住。
社会医療法人「友愛会」豊見城中央病院。
年間300件超えの内視鏡検査をおこなう。
医療法人新都市医療研究会「君津会」 南大和病院 副院長
2018年 海老名駅前内科クリニック 開院
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<取得資格>
日本内視鏡学会 専門医
日本医師会 認定産業医
日本内科学会 認定医
日本内科学会 総合内科専門医